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2010/04/25 / highmt

ことばについてのメモ

  • 「ことば」とは、情報を伝達するものである。
  • 「情報」とは、「行動変容可能性量」である。
    • その情報が主体にストックされているときとされていないときで、情報を受け取った主体の未来の行動が変わる。
    • 「未来」とは「仮定」であり、「想像の場所」や「想像の過去」、「ありえない未来」を含む。
  • 「情報の理解」とは、その情報が引き起こす未来について予測できる、ということである。
  • 情報を理解する能力は、情報がその受け手に及ぼす行動変容可能性の影響力と等価である。
    • 主体の行動変容可能性は、間接的には外の刺激、直接的にはその中の状態によって決まる。
    • 情報を「ストック」できない主体は、リアルタイムの行動変容可能性を持つ。
      • この場合、通常、「情報を理解している」とは呼ばれない。
    • 情報をストックできる主体は、リアルタイム以外の行動変容可能性を持つ。
      • この場合、通常、「情報を理解している」とは呼ばれないが、「情報を理解しているように見える」ことがある。
    • 情報を操作できる主体は、意思を持つ。
      • 意思とは、以下の2つの処理を指す。
        • 中の状態に名前をつけることができる。これは、情報をことばに翻訳することを意味する。
        • 逆に名前によって仮想的に中の状態を遷移させられる。
          • 翻訳作業は、ことばがあらわす情報のもつ行動変容可能性と、中の状態が持つ行動変容可能性が同じであることを確認することによって行われるため、中の状態を遷移させることができなければならない。
    • 情報を操作できる主体では、仮想的な中の状態も行動変容可能性量を持つ。
        • 通常これは記憶と呼ばれる。
    • 情報を操作できる主体は、他者を理解できる。
      • 中の状態を遷移させられるということは、その影響元である外の刺激を仮想的に操作できるということを意味する。
      • 外の刺激を仮想的に操作できるということは、他者(=外の刺激)の行動変容可能性を予測できることを意味する。
      • 逆に、情報を操作できる主体は、自分を認識できる。
    • 情報を操作できる主体は、想像ができる。
      • 外の刺激を仮想的に操作できるということは、自分がいない場所について、
        自分がその場所にいたと仮定した場合の行動変容可能性を理解していることを意味する。

なので、

  • ことばがなくても情報はあるが、ことばがないと中の状態の操作が難しく、情報の理解は難しい。
  • 夢とは、外の刺激なしに中の状態が遷移する現象。
  • 「擬人化」とは、情報の理解が、行動変容可能性の予測を基礎においていることに由来する現象。
  • 適切なことばが思い浮かばない、というもどかしさは、そのことばがあらわす情報と等価の行動変容可能性を持つ情報(ふつうは仮想的につくり出した中の状態)とが一致していない現象。
  • 意思ではなく、中の状態が行動を握っている。意思がなくても行動は起こる。
    • 「~したい」というのは、中の状態によって決まっている行動変容可能性に対して意思がつけた名前。
    • ただし、意思もまた行動であることの注意は必要。
  • ロボットが意思を持つかどうかは、行動変容可能性の範囲が著しく制限されていることを考慮し、その行動の範囲と、その範囲内の行動変容可能性に影響を与えることのできる情報の範囲内に限った上で議論が可能。ただし、意思を行使できることと、意思を行使することの区別は必要。また、その意思に基づいて行動すること、意思に基づかずに行動(意思を含む)が起きることは区別が必要。さらに、そららとまわりから見てそれらが意味があるかは区別が必要。(情報の理解がまわりから見て正しいか、正しい方向に修正されるような能力を持っているか、など。)
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