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2009/09/28 / highmt

Best Software Writing

という本を読みました。(ISBN978-4-7981-1581-8)

いろんな文章を集めた本で、大半は気楽に読めるものです。
集中して読まないとつらいものもありますが。

いくつかは他の本でも読んだことがあったりしたものも入っていますが(ポール・グレアムとかエリック・シンクとか)
それらを含めて、ソフトウェア開発に対するまた別の(刺激的な)視点を得られるような文章が詰まっています。

  • プログラミングは工場のラインとは違う。アウトソーシングするのは間違いだ。
    (ずっといわれ続けていることなのに、今だに世間では理解されていないらしい。)
  • きれいに分離された複雑な構造物は失敗する。不恰好だがシンプルで柔軟なものは浸透する。
    (PHPとかもその例か。)
  • ソーシャルソフトウェアは今までとは違ったアプローチをしないとうまくいかない。
    テクノロジが枠組みをつくるのではなく、枠組みがテクノロジを利用するとか。
    フレーミングを抑えるしくみとか。
  • 現在の著作権の考え方は、コピーが簡単にできるということを「バグ」として扱っている点で間違いだ。
  • 強い型付けより強いテスト。
  • Webサイトをつくるのに依存するテクノロジが多すぎる。
    Webの本質をもっと突きつめて考える必要があるのではないか。
  • Webアプリケーションはデスクトップアプリケーションを同じ条件で打ち負かす必要はない。
    まったく違う部分で打ち負かした。
  • 実世界のやりとりを眺めていると非同期処理のアーキテクチャが思い浮かぶかも。
  • アジャイル。アジャイルと報酬システム。
  • C++は、既存のコミュニティをどうやって制服するかのいいモデル。
  • 電球を替えるのにMicrosoft社員は何人必要か?
    (最低40人らしい…)
  • Windowsにおける後方互換性の話。
    (でも最近気にとめなくなってる→「MicrosoftはいかにしてAPI戦争に負けたか」)
  • メトリクスは、評価に使う場合、機能しない。
  • 「Macっぽい」ということ。
    (この教訓は、Office2007には生かされなかったみたいだけど。)
  • PowerPointの悪。
    (これは、「図で考える人は仕事ができる」にも通ずるところがある。)

Joelに最初に触れたのは「やさしいバグトラッキング」が最初でした。
この人は、重い開発プロセスな感じの思想じゃなく、かといってアジャイルでもなく、
その辺の微妙なバランス具合が好きです。

参考:
Joel on Software (ISBN4-274-06630-4)
Eric Sink on the Business of Software (ISBN978-4-7981-1750-8)
Joel on Software
  http://japanese.joelonsoftware.com/
  http://www.joelonsoftware.com/
Joel on Software Translation Project
  http://local.joelonsoftware.com/mediawiki/index.php/Japanese

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